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聖心は学びの宝庫

  • 教育学科

堀江 凜 Rin Horie

聖心女子大学を志望したのは、卒業生に、緒方貞子さんをはじめ社会や世界のために志を持って活動されている方々が多く、自分自身も将来その一員になりたいと思ったことが大きいです。また、入学前から、途上国における教育格差の問題やオルタナティブ教育について関心があったので、そうした教育問題や環境問題等を优德体育,优德w88体育appされ、実際に途上国にフィールドを持っていらっしゃる本学の教授のもとで学びたいと思いました。

1年次の学びは4年間の大学生活を支える土台

1年次の学びは、4年間の大学生活を支える土台となるような学びでした。「基礎課程演習」は、ゼミ形式でグループディスカッションも多く、同級生の意見に触発されることで、自分の考えが広がっていくのを感じました。
また、毎週水曜日に開講される「ジェネラルレクチャー」では、毎回さまざまなゲストのお話を伺いました。本学グローバル共生优德体育,优德w88体育app所の招聘优德体育,优德w88体育app員であるさかなクンからは、海のプラゴミの現状を聞き、卒業生のキャビンアテンダントの方からは、社会人としての心得、他者のためにできることを考える大切さを伺いました。他にも第二次世界大戦下のテレジン収容所のお話など、自身のこれからの生き方や、新たな学びの切り口を得ることができたため大変有意義な時間だったと思います。

1年次に受けた授業では、「自分の視野を拡げたい」「未知の分野に挑戦してみたい」という思いから、例えば生命科学など、あえて自分にとって少し難易度が高いと感じる講義にも積極的にチャレンジしました。先生やクラスメイトと意見を交わしながら学び、あらたな視点を得ることで、学問に対する柔軟な姿勢と粘り強く学ぶ力が身についたと感じています。

特に、「途上国の教育問題」の授業で、様々な分野で社会貢献活動をされているゲストスピーカーの方々の実践的なお話を聞くことができたのは大変貴重な学びだったと感じています。講義後に毎回提出するレポートは、内容を理解することだけでなく、課題解決のために自分自身に何ができるかを想像し、考えることを求められたことで、考えを整理し、まとめる力がつきました。

1年次に培った学びが、専門科目において、自分なりの問いを立てながら学ぶ姿勢へと発展しています。また、多角的に物事を捉える力が養われたことで、複数の分野を横断的に結びつけて考えることが出来るようになり、より主体的?探究的な学修へとつながっています。

実践的な学びが自己成長につながる

学科選択については、当初希望していたとおり教育学科に進み教育学を専攻しています。教育の本質について多角的かつ学際的に学びたいと考えていたこともあり、自分の関心にあわせて他学科の授業も柔軟に履修できるということも魅力でした。

専攻では、「途上国の教育問題」、「オルタナティブ教育」、「比較教育学」、「平和教育」などをおもに学んでいます。途上国の教育問題については、1年次に参加したスタディーツアーでの経験が出発点となり、現地の人たちとの出会いが、学ぶモチベーションを高めてくれたと感じています。また、日本国内においても、実際に、オルタナティブ教育を実践する学校へ訪問調査とインタビューを行いました。

ある授業では、人格形成において育った環境や背景によって違いが生まれることを知るために、仮定したシチュエーションのなかで設定したバックボーン(背景)をもった役割を演じながら発言するというワークスタディを行いました。自分ではない「誰か」を演じることで、相手の立場や考え方を理解する力が養われたと感じるとともに、自己は社会のなかで形成されるということが理解できました。こうした授業を通じ、教育の現場は国や文化、制度によって異っても、共通して大切なことは、一人ひとりの背景に寄り添い、心の通う関係性のなかで教育されるべきだと思うようになりました。

自分の人生や価値観に大きな影響を与えたスタディーツアー

1年次にスリランカでのスタディーツアーに参加しました。当初は途上国の教育に関心がありましたが、現地で目の当たりにしたのは、教育に関わる課題の背景には、日々の暮らしを安定して続けることが難しい家庭もあるという現実があるということです。特に、ゴミ処理場で働く人々の環境には衝撃を受けました。一方で、どこへ行っても笑顔で温かく迎えてくださる現地の方々の姿に触れ、その穏やかさや人のつながりの豊かさに深く心を動かされました。この実践的な学びを通して、世界の課題を「自分ごと」として捉え、自分にできることを考え続けていきたいと思いました。

また、せっかくの出会いを一過性のものにしたくないと考え、その後も参加を重ねて計4回スリランカを訪問し、地元の小学校でゴミをテーマにしたワークショップ型授業を行いました。最初は一部、子どもたちが勉強に対して萎縮している印象を受けましたが、プラスチックゴミからアートをつくるなど参加型のワークショップで回を重ねるごとに、子どもたちに変化がみられるようになりました。積極的に意見を述べ、いきいきと自ら学びに向かっていく姿に触れ、「真の教育」とは、子どもたちの内側から湧き上がる学びの力を引き出すことなのだと実感することができました。

自分を生かす場所がある

課外活動は、聖歌隊や、サステナビリティや環境保護について考えるEarth in Mindなどに参加しています。なかでも、日本の若者の自己肯定感の低さに問題意識を持った先輩が設立した「なりたい自分になる优德体育,优德w88体育app所(なりなる优德体育,优德w88体育app所)」での活動に注力しており、脳科学や心理学を学びつつ、「絶対的自己肯定感」と「幸福度」育むオリジナルアクティビティを実践しています。今年3月には、他大学の先生にもご協力いただき、ウェルビーイングを学ぶワークショップを開催しました。

この活動は、こども家庭庁のホームページでも取り上げていただくなど大きな反響があり、改めて『ストレス社会』を生きる一人ひとりの幸福度向上のために活動することの意義を強く感じています。現在、企業や高校からもワークショップ開催のご依頼をいただくなど、活動は大学の枠を超えた広がりを見せています。

また、授業で得た知識や思考法を、スタディーツアーでのワークショップや課外活動で実践し、そこで見えた課題を再び授業で考察するという「サイクル」を意識しています。このサイクルによって、学びを深く自分の中に落とし込むことが出来ていると感じています。例えば、学科縦断型授業「グローバル共生の講義」で学んだワークショップの企画?構成法は、自分たちでイベントを開催する際に直接役立ちました。また、課外活動で、仲間とモチベーションや価値観が異なる時には、相手に寄り添い、無理なく柔軟に提案するという、スタディーツアーで培った調整力が生きていると思います。

このように、理論と実践を往復させることで、知識やスキルを自分のものにしています。

聖心での学びは、教室内に留まりません。自分が望むことにチャレンジする機会がたくさんあります。学ぶことが、自分のためだけでなく、他者の役に立つということがわかると、学修意欲も高まります。聖心でのひとつひとつの活動を通して、学ぶことに対して自己肯定感が生まれ、自分を生かす場所があることを実感しています。

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堀江 凜 Rin Horie

※所属?肩書きを含む記事内容は、インタビュー時(2025年)のものです。

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