ディスカッションを通じて、思考の幅が広がった
1年次には、学科を絞らずさまざまな学問領域を履修しました。グローバル共生の授業では、幼くして結婚させられたり教育機会を得られないといった女性蔑視の問題など、世界規模での課題について理解を深めるとともに、ディスカッションを通じて、視野を拡げることが出来ました。
また、「教育学入門」では、教育学科の先生方が毎回、それぞれの専門や関連領域について講義を行ってくださいました。なかでも、「子どもの権利擁護」を軸に优德体育,优德w88体育appされている先生の授業を受けたことで、海外と日本の教育観の違いについて优德体育,优德w88体育appし、これからの日本における幼児教育の在りかたについて学びを深めていきたいと思うようになり、教育学科にすすみました。
海外の幼稚園では、それぞれ違ったバックボーンをもつ家族の画が飾られているなど、「共生」することの大切さを幼い頃から意識するように工夫されていると知り、これまで自分自身が受けてきた教育との違いを強く感じました。
2年次以降はさらに、さまざまな「家族」のありかたを学びました。これまで「家族」は不変なものととらえていましたが、時代や社会の変化のなかで、家族の在りかたも変わってくるということや、「家族」の問題を考えるには、社会的側面からアプローチすることも大事で、ケースごとに柔軟な思考が求められていることを強く感じました。実際、幼稚園に実習に行ってみると、外国人の親御さんや、シングルで子育てされている方も多く、家庭環境は多様化しており、今後自分が教諭となったときの心構えが出来たと思います。
現場での気づきと仲間との対話が、自分を成長させてくれる
幼児教育を学ぶ学内施設であるマーガレットルームには、おもちゃや絵本、幼児用のトイレも完備され、実践に近い形で学ぶことができます。地域の方にも開放(※)されていて、3年次の実習授業では、マーガレットルームを利用する子どもたちと保護者の方々と話す機会がありました。それまでの授業で、保護者の方とコミュニケーションを取ることが大切だと理解はしていましたが、実習授業では緊張して、ほとんどお話することが出来ませんでした。実習後、先生から「まず保護者の方に子どもの普段の様子を尋ねると自然に会話に入っていけるよ」とアドバイスをいただき、保育者に何が求められているのかを知ることの大切さを実感しました。学内でこうしたリアルな実践学習ができることに大きな価値を感じています。(※曜日限定、予約制)
専攻の授業ではグループディスカッションが多く取り入れられており、例えば『おもちゃの取り合い』への対応など、具体的な事例について深く議論します。そこで友人の多様な考えに触れることは、自分とは異なる価値観を尊重する大切さを学ぶ貴重な機会となっています。また、聖心には互いを支え合う温かな雰囲気があり、同じ目標をもつゼミの友人とは特に強い絆を感じています。卒論制作においても、相談しながら進めていることで、一人で卒論を仕上げているというよりも、一緒に作り上げているように感じていますし、思考が深まっていく手応えを実感しています。
聖心で磨いた「寄り添う力」を、未来の子どもたちへ
課外活動は、能楽?小鼓优德体育,优德w88体育app会に所属しています。大学に入学するまでまったく触れたことのない世界でしたが、パレス(旧久邇宮邸)から聞こえてきた音に惹かれて入部しました。活動のなかで小さい子ども向けの小鼓体験のお手伝いをする機会がありました。小鼓は子どもにとって大きく、音をきれいに鳴らすことは難しいものでした。そこで、親御さんにお子さんの普段の様子を伺い、声掛けの仕方を工夫しながら、音を出すことよりも、触れたことの喜びや楽しさを知ってもらうことを優先しました。授業で学んだことが生きた経験だったと思います。
模擬保育の授業で行った「お散歩ビンゴ」では、どんぐりや落ち葉を探しながら学内を歩きました。そこで目にしたのは、大人の想像を遥かに超える子どもたちの豊かな発想力です。この経験を通じ、子どもたちの想像力を育み、一人ひとりの個性を尊重する大切さを再認識しました。
聖心の学びを通じ、知識としての理論が、現場で活きる実践力へと成長していることを実感しています。大学生活で培った『ともに生きる』という喜びを糧に、子どもたちの個性を大切に育み、深く寄り添える教諭になりたいと考えています。
- 教育学科
※所属?肩書きを含む記事内容は、インタビュー時(2025年)のものです。